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東京湾第三海堡遺構
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東京湾第三海堡とは、東京を防護するため東京湾口に設けられた砲台を設置するための人工島です。明治25(1892)年の着工以来、当時の土木・建設技術を結集して30年間に及ぶ難工事の末、大正10(1921)年に、竣工しました。しかしながら、わずか2年後の関東大震災によって崩壊し、海中に没してしまいましたが、当時の先端技術を用いて築造されたものであり、特に地盤沈下や波浪への対策は、港湾技術史・近代土木史の観点からも注目に値するものです。

その後の第三海堡は、なかば暗礁と化し、東京湾口における障害物として多くの海難事故を発生させました。そこで、平成12(2000)年から7ヵ年をかけて撤去工事が進められることになりました。この撤去工事で引き上げられたコンクリート構造物のうち、特徴的なものや学術的に調査対象と考えられるものは、陸揚げして、現在、「第三海堡構造物 追浜展示施設」に展示されています。しかし、第三海堡撤去工事完了後の追浜展示施設を含む用地の賃貸期間終了に関する問題が浮上しています。

第三海堡遺構を追浜に残し、地域の遺産として将来のまちづくりに活かそうとする運動を呼びかけています。
追浜に遺そう!東京湾第三海堡遺構
追浜に遺そう!東京湾第三海堡遺構 追浜に遺そう!東京湾第三海堡遺構
平成19年7月28日
東京湾第三海堡のコンクリート構造物を追浜の地域内に保存し、今あるさまざまな歴史的遺産とともに、今後のまちづくりに生かしたいとの思いから、シンポジウムが行われました。パネリストの方々から今後のまちおこし活動に参考になる話が聞け、有意義なシンポジウムとなりました。
第三海堡構造物 追浜展示施設
住所:横須賀市浦郷町5-2931-32
交通:京急追浜駅からバス10分
    (田浦駅行 関東自動車前下車 徒歩2分)
問い合わせ先:東京湾口航路事務所 調査課
          TEI:046-828-8310
          http://www.pa.ktr.mlit.go.jp/wankou/
※第三海堡についての詳細、見学申込は、上記ホームページをご覧下さい。
探照灯
探照灯第三海堡頭部の探照灯施設。探照灯とは夜間の敵艦探知の施設で、構造物中央部分には海側に探照灯を据え付ける台座がありました。さらにその後方の通路部分には探照灯を台座へ運ぶためのレール(軌条)がありました。
地下通路
地下通路第三海堡尾部の観測所から尾部後方の護岸に至る斜度8%の地下通路。斜路であったため、構造物の底面は水平ではなく、階段状に施工されています。また、コンクリート欠損部分で丸銅の鉄筋が確認されました。
観測所
観測所第三海堡尾部の観測所。観測所は指揮官の位置するところで、指揮、観測、通信連絡に便利なよう視界が広く高い場所を選んで設置されていました。また、この構造物には砲側庫(砲側弾薬庫)があり、小窓から大砲へ砲弾を送り出していました。
砲台砲側庫
砲台砲側庫第三海堡頭部の砲台砲側庫(砲側弾薬庫)。内部は2室に分かれ、脚壁から天井の半円形アーチまでコンクリートの一体構造となっており、鉄筋は確認されていません。砲側庫入口上部には有事の際に砲弾が着弾したかどうかなどを見張る観測所がありました。
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